意味と表現

ほぼ日刊イトイ新聞内のはじめてのJAZZにて、タモリさんが語る大島渚監督のエピソードが心に残ったので引用メモしておく。

大島渚さんがお元気なころ、
若者と討論があって……。
戦場のメリークリスマス』のときに
若者が質問したんです。

「大島監督は、この映画を通じて、
 反戦ってことを言いたいんですか?」

そしたら大島さんは激怒して、

「そんなことは思ってません!
 ぼくは顔も売れてますし、文章も書くから、
 反戦なら、反戦
 大きく紙に書いて出しますよ!」

そうなんだよな、“裏の”意味なんて要らんよなあ。“裏の”意味を人に届けようなんて態度は間違ってるよな。