ナイチンゲールの沈黙

チームバチスタの栄光』のシリーズ続編。『チームバチスタの栄光』は面白かったので興味があったものの、これはAmazon等の書評では評判が悪くて「どーしよっかなぁ」と思っていたんだけど、新幹線で読む本を探していたら文庫化されているのを見っけたので購入してみました。

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

そうねぇ...評判が悪いってのも分かるわねぇ...。
まず、前作であんだけ立てたキャラ達が全然活躍してねぇのね。オレの好きなインチョ先生も最初にチョロっと出てきただけ。
んで、新しいキャラ出てきてるんだけど、出方が中途半端なんでほぼ全員魅力不足。これから先のシリーズに出てくるキャラの顔見せのようだったのだけどね、この話だけ見ると水増しに見えるなぁ。活躍したのは猫さんぐらいか。
そして一番の問題は、犯人だよ犯人!オレは筋立てはこれでも良いと思うんだ。けど、この筋でいくんならもっと犯人について描き込まなきゃダメでしょーが!特にアッチの方だよアッチ。
『中途半端』という言葉が総じて言える小説でした。でもそれだけに“惜しい”という気になってて、シリーズを投げるってのは無いかなぁ。