2008年を振り返る

2009年に入って5日も経ってしまいましたが、2008年にハマり狂ったものを振り返りたいと思います。2009年も良い出会いがあるといいなぁ。

  • キングダム

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

ヤングジャンプ連載。連載は2006年ぐらいからやってたみたいでヤンジャンでは追ってたんだけど、今年になって一気にハマり狂いました。「皇国の守護者」からこっち、“合戦漫画”に目がない人になってしまったらしい。
ストーリーは良くある少年の立身出世伝、主要キャラクター造形はものすごく画一的(脇役は濃いけど)、かつ女キャラに萌え要素が一切無いという、よくよく考えてみれば昨今の漫画に見られた成功要素が一切無いにも関わらずこんだけ面白いっつーのも、すごいことだと思うんだ。

超人気ブログ“内田樹の研究室”の作者である内田先生の本にハマり狂いました。
このブログ、扱う話題・見識の高さがとても面白く、弊ブログでもたまに引用させてもらいました。特に経済状況と教育制度に関する話題については、一読の価値があると思います。一方で、たまにある個人批判については、ちょっと納得いかない論法もあるのですがね。
著作は結構読みましたけど、概ね「教育ってそういうものですか?」「幸せってそういうものですか?」「発展ってこれからも続くものですか?」「賢いってそういうことですか?」ということについて、切り口を変えて述べています。基本的に結論はいつも一緒なんで一冊読んで咀嚼すればOK。逆に言うと筆者の意見が首尾一貫しているということなので、一冊読んで気に入ったら色々な切り口を楽しむのもありかな。
オレのお奨めは“「おじさん」的思考”。『4章「大人」になること―漱石の場合』にかなり感銘を受けたのでね。

「おじさん」的思考

「おじさん」的思考

ここ10年くらい二年に一回歯の調子が悪くなり、歯医者に行くたび「歯磨きの仕方が悪い」と言われる。
「チキショウ!こっちゃ土日潰して歯医者通って、さらに説教されるのなんてもう嫌だ!」
とか思っていた矢先、「電動歯ブラシって最高よ」と先輩に紹介され、「そうか!金で解決できる話だったのか!」と飛びつくように購入。

電動歯ブラシはいろんなメーカーがいろんな機種出しているのですが、Panasonicさんのこれは「リニアモーターによる音波振動」と「イオンによる歯垢除去」というかっちょ良く、かつ胡散臭い宣伝文句が付いており、そこに惚れました。
使ってみればマジで前歯がつるっつるしており、今までの歯磨きはなんだったんだという気持ちになりました。

  • KING BROTERS

2008年一番ライブに行ったバンド。ライブ行っても音が割れ割れでボーカルも何行っているのか分からず、結局轟音が鳴り響いているだけなのに何故ライブに通ってしまうんだろう?そしてメロディほとんど分からないのに踊り狂ってしまう不思議。多分エネルギーのバイブを感じているんだろうなぁ。この感覚は体感しないと分からない。
こんなに通っているのにCDを一枚も持っていなかった。ライブに行きたいと思っても、CD買いたいとは今まで思わなかったみたい。不思議なバンドだなほんと。YouTubeで探したらCD音源だとわりとちゃんと曲になっていた。初めて知ったよ...(しかしやはり一線を画している)

オレの音楽知識は本当に偏っているので、今更出会っちゃったよポール・サイモン。言わずと知れたサイモン&ガーファンクルのサイモンさんであります。
実際、出会ったのは12月なんでまだサイモン道の入り口をくぐったぐらいなんだけど、この道はどうやら相当長い。果てしない。
例として3つの“Me And Julio Down By The Schoolyard”という曲を挙げよう。



これがスタンダード・ナンバーまで昇華された曲の恐ろしさよ。同じ曲なのに全然違うし、違うのに同じように脳汁が出るし。た、たまんね〜。バージョン違いなんぞに手を出し始めると本当にエンドレスに果てしねえ。あと一生に一度でいいからライブ行きたい。93年以降来ていないし、そろそろいかがでございましょか。