ぴょんぴょん

京都で忘年会をやったんですけど。
今年は豪勢にホテルで一泊ってことになってて、一次会はホテルの宴会場で、二次会は各自で街に出るってことになってたんです。
オレは二次会まで大人数で行動するのが嫌だったので、少人数でバラけそうなグループが無いかなあと思ってたら、たまたま係長三人のグループに誘ってもらえたので付いて行くことになりました。


この三人の係長のうちの一人(便宜的に係長Aとします)が結構な遊び人でしてね…。
「俺、バニーちゃんいるとこ知ってるよ。行く?」
「行きます!」
全員即答でございました。


でも結局バニーちゃんのいる店は満員で空いてなかったので、酒しか置いていないけど、酒の種類は膨大にあるような硬派な酒飲みの店に連れてってもらって、久しぶりにスコッチ飲んだりして楽しく過ごしたのでした。


まあそれは良かったのですが…。


移動してる途中に係長Bに課長から電話がかかってきてまして。
この係長Bがまた口が軽い人でして、
「あ、今移動中です。係長Aにバニーちゃんのいる店に連れてってもらおうと思いまして。アハハハハハ」
とか言っちゃってるわけです。
嫌な予感がしたんですよ。


飲み終わってホテルに着いてみたら、まだちょっとホテルの部屋で飲んでる人達がいるっていうから、ちょっと覗いてみたのですが。
部屋に入って一番、
「ぴょんぴょんどうだった?ぴょんぴょん」
頭の上に、手でウサギの耳を作りながらたずねてくる課長がいました。
その後1時間、今年入った新人の女の子にまで、
「ぴょんぴょんどうでした?」
とか言われて、
「だから結局行ってないんだっつーの」
とか言い訳するはめになってんの。オレ。最悪。つーか、あの係長Bと課長最悪。


だからオレ思ってるんです。
どーせあんなんなるんだったら是が非でも行っときゃ良かった!
ってね。
二時間待ちだったけどね!