結婚式の余興(3)

まだまだ続くよー。
まあやるからにはやるんだ。で、一般的にどんなのがあるかっていうとだいたい次の4種。

  • スピーチ

凡庸にして鉄板。新郎新婦の親友だったり幼馴染だったり、その関係性が深ければ深いほど無敵の効果を発揮する。何しろ良いのは下手な小細工が要らないことで、長年の付き合いから得たエピソードを選べば感動でも爆笑でも自由自在。気をつけたいのは必ず一人でやることで、親友が数人いるからといって全員でやろうとすると必ずグダる。
スピーチの場合は、「余興をやって欲しい」ではなく「スピーチをやって欲しい」という依頼であることが多いので、新郎新婦の要望を叶えた気になりやすいのも安心材料。結構、『結婚式に相応しいことって何?』みたいに悩んだりするからね。
スピーチの依頼を受けたとき『え?何でオレに…?』みたいな状態になってしまう悲しい場合がたまにある。つまり一方方向の友情から依頼が来てしまう場合。これは本当に憂鬱。

  • 歌・踊り

実は結構お奨め。多人数での余興として適応可能だし、練習もカラオケボックスでできる。やり方によっては、まぁまぁ華やかな感じにできるので結婚披露宴にふさわしい。面白いことを言おうとすると“ブラックジョーク+下ネタ”しか出てこない人は本質的に結婚式の場に向いてないので、諦めてこっち方面を検討した方が良い(オレのことだけど)。当日は音楽に合わせて突っ切ればいいので、あがり症の人にも向いているかもね。
前にメキシコ人の格好をして『お嫁サンバ』を踊り狂ったことがあるが、評判はまあまあ良かった。あんなんでいいんだから、華やかなら何でもいいんだな。

  • スライド・ビデオによる思い出上映

今時ほとんどの式場でプロジェクター等の設備があるので、それ用にプレゼン資料(としか言い様が無い)を作るのも手。結構手間がかかるけど、逆に言うと手間をかけて修正していけば良いものができる可能性がある。大勢の他人の前でしゃべるなんてとにかく無理!という人には是非お奨めしよう。ただ、繰り返すがそれなりの見栄えのものを作るのは本当に手間だ。そこまで時間をかけられるか?という話になる。

  • 特殊技能系

楽器の演奏やマジックなど、セミプロ級の腕前を持っている人なら是非それをやるべき。きっと周りもそれを期待している。そういうの持ってる人って…いいよねぇ。とはいえ、そういう人達は舞台慣れしているので、何をやらせてもそつなくこなすのだけど。
たまに素人以下の腕前しか持ってないのに、人の結婚式で堂々と披露している人いるね。あれは何なんだろう?わからんわー。


で、今回の選択は3のスライドに、スライドの解説を7人でやるっていう小細工を加えたやつ。特殊技能も無い全国に散らばる盆暗7人集めてやれることなんて他に無い。
で、書いたとおりなんだけど「それなりのものを作るにはそれなりに時間がかかる」のですマジな話。シヌ。