KING BROTERS / etc

何をしにライブに行くの?別に音楽聞くんならCDで良いじゃん。とか、オレだって思ってたわけですよ数年前までは。
しかし、今のオレはその「何をしに」に明確な答えを持っています。それは、『異空間を味わいに』。言い換えると『日常から乖離しに』。まーシンプルに言うと『とち狂いに』行っているわけです。
そして今オレを一番とち狂わせてくれるバンドがKING BROTERS!本っ当にもう、アタマオカシクしてくれんぜ!
今回はKING BROTERSがメインのイベントだったこともあり何もかもとち狂ってて、観客にドラッグクイーンみたいな格好した(多分)お姉さんがいたり、盛り上がりきったニュージーランドボーイ達がフロアに寝転んで釣り上げられたマグロの真似してピチピチ跳ねてたり、ギターの人が2mぐらいの高さから飛び降りて場を締めくくったりして...まぁ何を言っているのか分からないと思うけど悲しいかな全部そのままの事実です。
ドラッグクイーンの人はずっとオレの隣にいて、「普段何をされている方なのですか?」「その真紫の口紅は市販されているものなのですか?」とか超聞きたかったけど、やっぱり恐くて聞けなかった。しかし多分あれは“家事手伝い”であろう。
ニュージーランドボーイ達に対しては、最初は「困った奴らだぜ」と思っていたのだけど、いつの間にか肩を組んで踊り狂っており、オレのツレ(会社の人)は最後には一緒になって一本釣りされたマグロのようにピチピチ跳ねていた。彼らとはライブ終わりにハグしてお別れした。良い奴らだった。いや、ナイス・ガイズだったね!
ちなみに、今日会社に出社した早々「あの人はライブではマグロのように跳ねていた」というツレの人の話を方々でしたら、午後には「マグロ男」という男として非常に不名誉な呼ばれ方をされるようになっており、大変申し訳なかったが、もちろんわざとです。